イギリス旅行記【出発編】
※2019年6月当時の記事を再編集しました。
ついについに、半年前から準備してきたイギリス旅行がやって参りました。
先に書いてしまうと、この記事は『出発編』ということで、まだイギリスの地を踏んでいない部分までを記録したのですが、全旅程の中で最も酷いです。
まだ日本にいるのに何やってんだよ、と端末を放り投げたくなると思いますが、どうぞお付き合いください。
出発日が近づくにつれ、ビビりかつ心配性、そして軽度の飛行機恐怖症の私の心はナーバスになり続け、ついに遺言じみたものを書くという奇行にまで走りました。
内容は「もし私が死んだらアマルナに身辺整理(※オタクグッズや同人誌)を全て任せる」「墓にゴールデンカムイ最終巻まできちんと供えてくれ」というやつです。ツイッターのパスワードも書きました。
変なところ律儀に死のうとする…。
そんなこんなで出発前夜、あることに気づく。
羽田空港までのバス、隣の駅から出るけど…
始発の電車間に合わなくない?
盲点でした。
時刻は22時30分、慌ててタクシー会社に片っ端から電話をかけ、「明日の4時に迎えに来てほしい」と頼むも、約10社全滅。
もう歩いていくしかないね……(徒歩40分)
というわけで、3時起きで歩くことに。
12時間飛行機乗る前から疲れてどうする。
幸いトランクはすっからかんなので、朝日を見ながら歩きました。疲れました。
トランクは大きいので、何も入ってなくても疲れました。ぐったりしながら無事バスに乗り込み羽田空港へ。
6時着。
(飛行機出発は8時50分)
若干、次のバスでもよかったんじゃないかな〜?と思いながらも、早く来たお陰でチェックイン時に好きな席が選べたのでよしとします。
脳内が子供なので、景色の見れる窓側を選択。
※通常、海外旅行など長時間フライトをする際は、トイレに立つ手間を考え廊下側の席にするのが良いとされます。
ここで問題が発生。
グランドスタッフさん「予約時のお名前、姓名が逆ですね(苦笑)」
怪しいと思ってたんだよなーーー!!
弁解すると、航空券を予約する際にパスポートが見つからず、「とりあえずこれでいっか!」と適当に入力してしまったのです。我ながら信じられません。
スタッフさん曰く、イギリスで指摘されるかもしれないけど、「間違えちゃった!」と言えば大丈夫だと思う、とのこと。お手数をお掛けして誠に申し訳ございません。
ちなみにハプニングその3が発生。
機内持ち込み手荷物用に持ってきた薄いバッグが破れそう……。
怖いので両手で抱えることに。
ウサギでも抱えて乗るのか?という様相です。
更に、ハプニングその4は既に始まっていました。
スタッフさんから、「搭乗開始は8時15分です。35分に終了するので、それまでに必ず搭乗ゲートへお越し下さい」とBOARD AT 8:15 CLOSE 8:35と書かれたチケットを貰う。
…つまり、8時15分から飛行機に乗り込むので、手荷物検査や出国の手続きをして、ゲートにいてくださいね。35分に搭乗ゲート閉まるよ、ってことです。
よく「◯◯便ご利用の××様、急ぎ係員までお知らせ下さい」とか放送が流れたり、「××様〜!」って叫びながら歩いてるスタッフさんは、乗り遅れの危機に瀕しているお客様を救おうと動いているのですね。
まあ、約3時間前に着いている六番はそんなことは決して無いんですけど………。
緊張と興奮で頭がおかしくなっている私「フーン、8時50分に飛行機出るのに8時15分からじゃないと手荷物検査できないのかあ。国際線って結構大変だな」
お手本のような初歩的ミスにより、ここから2時間半、保安検査場の手前のタリーズコーヒーにて時間を潰すことになります。
ここでの正解は早く向こう側に行くことです。
何のための早朝トランク競歩だ。
しかも、呑気に母親に電話をかけ、「8時15分まで入れないんだって〜めっちゃ暇なんだけどw」と愚痴っています。もうダメ。母親は不審がりつつも、最後の海外旅行が25年以上前なので何も言わず。
空港に着いた時から緊張で5回もトイレに行っている私には気づく余裕など無かったのでした。
おしまい。
になるはずもなくハプニングその5。
トイレにiPhoneを忘れる。
スマホだけは忘れたことがないのによりによってこのタイミングで忘れるという。
いかに注意散漫になっていたかよくわかります。
慌てて取りに戻ったら外国の方が拾ってくださっていました。先が思いやられる/(^o^)\
そして、8時10分くらいに混雑した保安検査場に並び始める私。5分前行動して偉いですね。
身体検査のため、お姉さんにチケットとパスポートを渡す。現在8時20分。
すると、チケットを更にほかの係員に渡すお姉さん。
「ちょっと横で待ってて下さい」と身包み剥がされた状態(?)でただただ立たされる。
「あの人手荷物に麻薬でも詰まってるの?」ざわざわ……という声が聞こえてくるようです。
約3分後。
「35分に搭乗口が閉まります。あなたの乗るゲートはここから遠いので急いでください」
と言われる。現在8時25分。
全てを理解した六番、めそめそとウサギを抱えた状態でゲートまで大疾走。早くも満身創痍。
という一連の出国ハプニングは、あまりに切なすぎてツイートさえ出来ませんでした。
ツイッターでは何事もない出国を装いました。実はマジでギリギリだったんです。
おしまい。